今話題(?)のTorを使ってみる - windows編
遠隔操作ウイルス事件、結局どうなったんだろうね。 自信満々に逮捕した割に決定的な証拠が出てこないし、実はC#書けないんですみたいな話まで出てきてるし。 このまま闇に葬るのは止めてほしいよね。 この件で警察のIT力の低さが証明されたわけで、改善につながるような事件であってほしいです。
と言うのはともかくとして、だ。 この事件で注目すべきはTorってやつ。匿名化ソフトなんて言って報道されてるやつね。
複数のホストを経由することで発信源を秘匿する。いわゆるプロキシみたいなものです。 具体的な話はwikipedia辺りに譲るとして・・・このTorを手軽に使ってみようじゃないか、って言うのが今回の趣旨。
なお、この記事は犯罪を推奨するものではありませんよ。悪いことはダメです。
Tor使って私が真犯人だ
みたいなメールを送れば今逮捕されてる人を助けたり出来そうだけどさ。ダメ、絶対。犯罪ですよ。
さて。タイトルどおり今回はwindows編。手軽さ重視で参ります。 windows編って言ったって、実はMacでもlinuxでも同じ要領で出来るんだけどね。 後日gentoo編と称してもうちょっと高度な事をやる、かも。
ダウンロード&解凍する
まずはモノが無くては始まらない。ダウンロードして来ます。
Torのサイトに行くといろんな種類のものが置いてあります。
今回は手軽さ重視なので、Tor Browserってのをダウンロード。 何とこいつ、ブラウザ付属。落としてくれば設定なしでさっくり使えちゃう。
for Windowsって書いてあるところから適当に落としてきてください。今のところ日本語版は無いみたい。 ダウンロードが終わったら、落としたファイルをダブルクリック、Extructをクリックして適当なところに解凍します。
起動してみる
解凍したフォルダを見てみると、Start Tor Browserみたいのがあるはず。 それを起動すると、まずちっこいウィンドウが、しばらくすると見慣れたFireFoxの画面が出てくるはずです。
以上、完了。このFireFoxからの接続はすべて匿名になります。 お手頃だよねー。
注意点的なもの
Torは接続元を偽装してくれます、が、通信内容は秘匿されません。 いや、一応暗号化はされるんだけどね。ただ、出口ノードってのが悪意あるホストだったりすると、送信先と内容はバレバレです。 まあ詳しくはググっていただくとして、ともかく内容は秘匿されていないと考えてください。 暗号化目的では使えないので、ご注意ください。
もう一つ。あんまりTorを悪用してやらないでください。 Torは無料です。つまり、善意で運用し、費用を出してくれている人がいるのです。 違法ダウンロードとかをすると、Torのサーバーを管理している方の元へ苦情が行きます。 どうもものすごい数に登るようで、そのせいで提供を止めてしまう人も多いとか。 と言う訳で、学校/職場のファイアウォールをくぐり抜けてYouTubeを見るためとか、その程度にしましょう。 違法コンテンツを落とすためとか、そういうのダメね。