openFrameworksを使ったlinuxでの開発をIDE抜きで
先ほどopenFrameworksをgentooにセットアップしました。 併せてQt Creatorもセットアップしたのですが、なんだかよく分かりません。そもそも私にはIDEというやつがよく分かりません。
というわけで、エディタとmakeコマンドだけで開発するための設定を行ないました。
設定する
.bashrc
を開いて、いくつか環境変数の設定を行ないます。
export OF_ROOT=/path/to/openFrameworks/
export PG_OF_PATH=$OF_ROOT
OF_ROOT
はMakefileの中で参照しているので必要なもの、PG_OF_PATH
はプロジェクトジェネレーターが使う変数です。
どっちも同じ内容で、openFrameworksをインストールしたパスを設定します。
次に、コマンドライン用のプロジェクトジェネレーターをコンパイルします。 openFrameworksのインストールディレクトリに行って、以下のコマンドを実行してください。
$ cd apps/projectGenerator/commandLine/
$ make
これで完了です。
bin/projectGenerator
という名前で実行ファイルが生成されていますので、パスの通った場所にコピーするか、パスを通してください。
プロジェクトを作る
プロジェクトジェネレーターをコンパイルしたら、あとはそいつを実行するだけでプロジェクトを作れます。
$ projectGenerator /path/to/project
こんな感じ。
/path/to/project
のところは何でも構いません。相対パスも行けます。
ちなみに引数無しで実行するとヘルプが出ます。色々オプションがあるようです。
開発する
ジェネレーターで作ったディレクトリに移動すると、必要なものは全て揃った状態になっています。素敵。
エディタでsrc/
以下にあるソースコードを修正して、makeでコンパイルしてください。bin/
以下に実行ファイルが出来ます。
プロジェクト名.qbs
のような名前のファイルがあって、その中にソースコードの一覧が記述されています。
このファイルはqbsというQt用のビルドツールのための設定ファイルらしいのですが、makeでコンパイルするなら必要無いようです。
なので、ソースコード一覧を修正する必要はありません。
とはいえ必要無いものがあるのもきもちわるいので、確実に不要と言えるなら消してしまっても良いかもしれません。 消しても何の問題もなくコンパイル出来ました。