gentooにfcitx-skkを入れてみた。
日本語の変換って面倒臭いので、なんとかもっと手っとり早くできないものかと思いまして。 SKKとかいう謎なIMEに手を出してみることにしました。
SKKというのは文節の解析を自動で行なわず、全部手動で入力しようというシロモノです。要は、「ここではきものをぬいでください」を確実に変換できる、ということらしいです。 詳しい解説は探せばいくらでも出てくると思いますので、そちらをどうぞ。
私が普段使っているのはscim-anthyなので、リポジトリに入ってたscim-skkを入れようとしたのですが、コンパイルエラーで入らず。gtkのバージョンが違うのが原因っぽいのだけれど、分からんので諦める。 ibus-skkの方は入るには入るのですが、python2で書かれているskkをpython3で起動しようとするらしく、動かない。 仕方がないので、fcitxとやらを使ってみることにしました。
とりあえず、githubにあるやつを落としてくる。
$ git clone https://github.com/fcitx/fcitx-skk.git
場所はなんか適当に。
そしたら、必要なパッケージをemerge。
# emerge fcitx libskk skk-jisyo
必要に応じてcmakeとかqtとかも入れてください。
準備が出来たら、コンパイルする。
$ cd fcitx-skk
$ cmake .
$ make
$ sudo make install
大体こんなもんで。
いつもの環境変数の設定とデーモンの起動を.xinitrcあたりに書く。
export XMODIFIERS="@im=fcitx"
export GTK_IM_MODULE="xim"
export QT_IM_MODULE="xim"
fcitx
起動時のオプションは要らないみたいです。
で、確認すると、多分出来あがり。 この記事は初めてのSKKで打っているのですが、なんとも奇妙な感覚です。 変換候補を確かめる時間はほぼゼロに近いのだけれど、その代わりに送りがなの位置で詰まる、みたいな。 慣れるとめちゃめちゃ早く打てるようになりそうな気がします。ただ、小指が痛いです。